壁画制作〜2012夏〜

残る壁画を描きました。


中島麦壁画20125


昨年の秋からから、キャンバスや紙以外の作品、
つまり壁や窓に絵を描く機会が多くありました。

でも、それらすべて、今、ほとんど残っていません。

個展の際、家型のギャラリー壁面に大きな絵を描きました。
閉店する百貨店のイベントスペースのウインドウ一面に絵を描きました。
イベントに合わせて、ショッピングモール内の川が見える窓に数多く絵を描きました。
東北岩手の復興しようとしている商店街のウインドウに桜を描きました。

もちろん、恒久性を目的に描いていないので、
消されること、なくなる事は仕方ありません。
しかし、普段は残るモノを作ってる身としては、
ちょっと寂しい事、でした。


残る壁画、
しかも医院の待合室に。
場所は奈良県の山あいの村の某医院。

事前に取材に訪れ、依頼主さんにいろいろと村の事を伺いました。
近くの良い所や、村への思い、そして長く続く医院の話。

そこを動かない絵。
そこに残る絵。

つまり、そこにあるべきものって(ちょっと大げさですが)どんな絵だろうか・・
普段の絵を描く時とは、異なる命題。

忙しい夏のスケジュールの中、制作スタート。


中島麦壁画20121

しっかり養生して、下地を塗る。

中島麦壁画20122

何枚かのスケッチを元に、大きな構図をとっていく。

中島麦壁画20123

だんだん色が決まってきた。


中島麦壁画20124

へっこんでいる壁をアクセントに。


中島麦壁画20125

中島麦壁画20126


完成。

タイトルは、いつも来られている患者さんの意見を参考に、
後日決める事に。
この村ならではのものに、と。

盆が明けたら、診療再開だそうです。
どのような反応があるのか、わくわく、どきどき。


そして、
変わらずそこにある絵が、
流れていく時間の中で、
色々な見え方をしてくれますように。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんばんは。吉田三紀です。
製作完成おめでとうございます。

これから医院を訪れる方々の目にこの作品がうつるのでしょうね。
是非近くで見てみたいのですがまずは地元の方たちと作品のの出会いですね。

柔らかな色彩で訪れる患者さんや付添いの方などの心を和ませてくれる作品だなと
勝手ながら思いました。

作品は製作した人の心が詰まっているものだと思っています。
全ての物造りの方たちがそうだというわけではないと思いますが、
私はそう思います。

私は作品で言葉を話します。
見てくださる方の感じ方と私のテーマがたとえ違っていても、それも出会いだと思います。
作品は私の言葉を話しながら、作品自らも語り始めると思います。

訳のわからないお話をしてすみません。
完成おめでとうございます!

最新記事
プロフィール

nakajima mugi

Author:nakajima mugi
美術家 中島麦のブログです。
旅の記録と日々の諸々の記憶。

カテゴリ
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR