a goldfish bowl portrait

真夜中に金魚鉢を洗った。

DSC06310.jpg

帰って来たら、金魚が死んでいた。
丸い金魚鉢に住み始めて、数年。
いつも散らかってる部屋の、テレビの横。

初めは4匹。
昨年に2匹になり。

ついに最後の1匹が居なくなった。

決してすごくかわいがっていたわけではない。
でも、ほったらかしていたわけでもない。

なんとなく気にかけているとても良い距離感だった。
と、僕は思っている。


金魚について。

今から20数年前。
マティスの「金魚鉢のある室内」1914 という絵の模写をした。
初めての油彩による模写。
家にあったたくさんの画集の中から、なぜかこの絵を選んだ。
F10号のボールキャンバスの左右に隙間をとって、
実際は細長い絵に何となく画面の比率を合わせたのを覚えている。
今でも、この絵はすごく好き。

マティスにしては彩度の低い色で構成された画面、アパートのような部屋と大きな窓が描かれている。
真ん中少し上あたり、円筒の金魚鉢に金魚が2匹。

それ以来、漠然と窓際に金魚鉢を置く事に憧れていた。
四角い水槽ではだめ、あくまで金魚鉢でなくちゃいけない。
口周りにひだが付いている、いわゆる金魚鉢でもだめ。


しばらくは、空の金魚鉢を同じ場所に置いておくことにする。
そしていつか、また金魚をここに入れよう。







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No title

悲しいね。でも、なんか温かい気持になったよ。
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