FC2ブログ

マティスの『金魚鉢のある室内』のこと。

20171205.jpg

マティスの『金魚鉢のある室内』のこと。

どういう経緯でこの絵を模写をする事になったのかの記憶は定かではないが、
家にあった画集の中から、僕はなぜかこの絵を選び、習い立ての油絵具で初めて模写をしている。
たしか小4か小5の夏休み頃のこと。

「色彩の魔術師」と呼ばれたマティスの作品を選ぶのなら、もっとカラフルなものを選べば良いのに、
ドラゴンボールが大好きだった小学生の僕にしては渋い選択をしたもんだと、
今思っても感心する。

画面の中央やや上に主役である金魚鉢、
右側に明るい窓の外の景色、左半分は暗い室内景。
模範的な構図のセオリーから考えると危険な構図、
しかし絶妙な配色で(下部にあるやや抽象化された机と椅子らしきものも!)で、
上手く画面のバランスをとっている。

25歳の頃、国立西洋美術館の回顧展で実物を観て、実物のサイズが大きいのに驚いた。
子供の頃の自分に会った気がして、しばらく絵の前から動けなかったのをはっきりと覚えている。


今でも大好きなこの絵に
、何かの原点があるような気がしてアトリエに貼っている。
(10年以上前の大判カレンダーだけどね)

色んなコトを良くも悪くも知ってしまって、
脳内にまとわりつく諸々があるけれど、最後は根底に流れ、
堆積し続けてる澱のような感覚・直感を信じたいと思ってる。

窓際の金魚鉢から金魚が居なくなって早6年くらい、
また金魚を飼いたいなぁ。


ーーーーーーー

『金魚鉢のある室内』 
Henri Matisse アンリ・マティス
1914年作
油彩・カンヴァス
147cm×97cm
収蔵場所:パリ国立近代美術館(フランス・パリ)
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
プロフィール

nakajima mugi

Author:nakajima mugi
美術家 中島麦のブログです。
旅の記録と日々の諸々の記憶。

カテゴリ
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR