記録的な大雨が通り過ぎて、 梅雨が明けた日。

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記録的な大雨が通り過ぎて、
梅雨が明けた日、
祖母の告別式だった。

僕の家近く、両親と同居していた祖母は、
自宅でとても安らかな最後を迎えたとのこと。

祖母の部屋には、僕の初個展時で買ってくれた絵がずっと掛かっていた。
時々の訪ねる僕の服装を見て、いつも厳しくファッションチェックしてくれた。

15年ほど前、画家である祖父が亡くなったしばらくしてから、
30年来続けていた俳句を一冊の本にまとめたものがあり、
その最後のページに僕が登場する。

”ひまわりや 恋するごとく行く ゴッホ展”

*男孫の「麦」とゆく、
と注釈が付けられている。

唯一の2人で出かけた、思い出。
2005年のこと。


僕の最後の記憶は、笑顔で締めくくられてた、
一週間前のこと。

繋がりの線の上に生きている事、
感謝。

おばあちゃんの生きた記録を、
少しだけ、ここにも、残しておきたいと思います。

ありがとうね。
お疲れさま。

2018/07/09 
斎場の駐車場から

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[新年のご挨拶-New Year's Greetings-2018/1]

2018年賀nakajimamugi中島麦2

A
HAPPY
NEW
YEAR
2018 !!



2018年が皆様にとって素敵な1年になりますように◎

2018年が2017年より平和な1年でありますように◎◎

2018年も絵具に塗れて多くの作品が作れますように◎◎◎


本年もどうぞよろしくお願いします!


2018/1
中島 麦 nakajima mugi


2018年賀nakajimamugi中島麦
[2017年の活動より]

マティスの『金魚鉢のある室内』のこと。

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マティスの『金魚鉢のある室内』のこと。

どういう経緯でこの絵を模写をする事になったのかの記憶は定かではないが、
家にあった画集の中から、僕はなぜかこの絵を選び、習い立ての油絵具で初めて模写をしている。
たしか小4か小5の夏休み頃のこと。

「色彩の魔術師」と呼ばれたマティスの作品を選ぶのなら、もっとカラフルなものを選べば良いのに、
ドラゴンボールが大好きだった小学生の僕にしては渋い選択をしたもんだと、
今思っても感心する。

画面の中央やや上に主役である金魚鉢、
右側に明るい窓の外の景色、左半分は暗い室内景。
模範的な構図のセオリーから考えると危険な構図、
しかし絶妙な配色で(下部にあるやや抽象化された机と椅子らしきものも!)で、
上手く画面のバランスをとっている。

25歳の頃、国立西洋美術館の回顧展で実物を観て、実物のサイズが大きいのに驚いた。
子供の頃の自分に会った気がして、しばらく絵の前から動けなかったのをはっきりと覚えている。


今でも大好きなこの絵に
、何かの原点があるような気がしてアトリエに貼っている。
(10年以上前の大判カレンダーだけどね)

色んなコトを良くも悪くも知ってしまって、
脳内にまとわりつく諸々があるけれど、最後は根底に流れ、
堆積し続けてる澱のような感覚・直感を信じたいと思ってる。

窓際の金魚鉢から金魚が居なくなって早6年くらい、
また金魚を飼いたいなぁ。


ーーーーーーー

『金魚鉢のある室内』 
Henri Matisse アンリ・マティス
1914年作
油彩・カンヴァス
147cm×97cm
収蔵場所:パリ国立近代美術館(フランス・パリ)

最近、想うこと。2017/10中旬

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僕はこのままの方向やとあかんと思てるねんけど、
世間の声はこのままの方向がええってゆうてるねんなぁ…

なかなか理解に苦しむねんけど、
そやからと言って、
なんでわからんねん!こう考えなあかんて!
って、押し付けたりしたら、
もっとあかんのやろなぁて思てるねん。

そやからさ、それぞれなんでそうなってるんかを、
わからん自分なりに考える所から、始めてみてるねん。

答えは変わらんかもけど、
色んなことをイメージして考えてみるって大切やと思うで。

2017年夏に、福島。

2017夏旅福島

「お客さん、あれが福島第一原発ですよ。」

福島県浪江町から南下する際、
常磐線通行止め区間をタクシーで移動した、
送電線の先に大きなクレーンが何台も動いている。
復旧の大動脈、国道6号線は原発関係者及び除染作業の車で意外と通行量が多い。


「ほら見えてるアレがそうです。この辺りは外は歩くことができないけれど、今は車なら通れます。
少し前まで空間線量高かったから、通る時は気持ちスピード上げてました。」

と、4年間除染作業員として働いていたという運転手さんは僕より少し年上だろう齢、
線量計算の方法と日々現場でかかる経費のことを、淡々と話してた。
特別なことでは無い様子、彼にとっては毎日のことなのだろう。


「こんなに近くに見えるんですね〜」
と僕は平然を装っていたけど、こんなに近くで見えるとは思っていなかったことに、
とても驚いた。

核心部では数秒で痛みも感じないうちに死ぬくらいの放射線量を今でも発し続けている。
6年経っても未だ解決の方法さえ定まらない極めて厄介な代物を、
僕はこの目で見ている、


福島県では天気予報の最後に「本日の空間線量」というニュースがTVで流れている。

同じ日本の中で僕が生活している場所とは全く異なる、
来ないと分からない、
驚きの日常がそこにはあった。


(これがずっと続く日常にならないことを切に願うし、もうこんな場所が増えて欲しくない)

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美術家 中島麦のブログです。
旅の記録と日々の諸々の記憶。

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